ハートの感覚で生きるには

前回のブログで「ハートの声を聞くこと」

が軽やかに生きる上でも大事とご提案しました。

ではハートの声はどうやって聞けば良いのでしょう?

 

私がハートの声を聞くためにまず必要だと思うのは

「思考と距離を取ること」です。

前回もお伝えした通り、思考は勝手に湧いてきます。

そして思考の8割以上はネガティブだと言われており、

その内容の95%が前日とまったく同じとも言われています。

私たちの思考はもともとの性質や、成長する過程で作り上げてきた価値観、

思い込み、セルフイメージなどでできています。

教育では「考えること」が大事と言われて育ちますし、

普通に生きていると「考えること」に対してなんの疑問も持たないのです。

もちろん私もそうでした。

でも自分の思考を100%信じている状態が苦しみを生んでいて、

その思考はただのエネルギーで

「信じなくてよい」ということを知ってから、

すごく生きるのが楽になりました。

 

というのも思考は基本的に「恐れ」がベースになっていたし、

その状態では「ハートの声」を聞く余地がなかったんですね。

 

思考の声の例を挙げると

「〜すべき」「正論」「比較」

などがあります。

思考を100%信じている状態は、基本的に緊張しています。

 

例えば「私にはなんの才能もない」

という思考(セルフイメージ)を持っていたとします。

一番苦しいのは、その思考が100%真実だと思っている状態です。

でも思考から距離を取ることができるようになると

『私は「私にはなんの才能もない」と思っているんだな』

と俯瞰して見ることができます。

この微妙な違いがわかりますか?

これだけで100%信じている状態ではなくなります。

繰り返しになりますが

「私にはなんの才能もない」は

事実ではなくて、思い込みなんです。

 

一方、ハートの声とはどういう感覚かというと

「直感」「〜したい」「インスピレーション」

などで、リラックスした状態です。

ハートの声と言ってしまうと「言葉」があるような

感じがしてしまうかもしれませんが

感覚と言った方が良いかもしれません。

 

私はこの「思考と距離をとる」ということができ始めてから、

「ハートの感覚」で生きることが

できるようになってきました。

このことは実は振り返って

「私が辿ってきた道ってこうだったな」

と今にして思うのです。

 

ハートの感覚で生きることができ始めると

自分や人生に対する安心感、信頼感が育まれて

流れに乗りやすくなります。

何か一見嫌なことが起こったとしても

その背景の意味を知ろうとすることができるし

そこから気づきを得ることで

どんな出来事も

自分を制限していた思いから自由になる

きっかけになることを知っています。

 

「思考と距離を置く」

ことはやればやるほど身についてきます。

同時に自分を苦しめていたり制限している

「思い込み」を紐解いていったり

癒してあげることで、

より思考から離れることができます。

苦しい時ほど、

思考はぐるぐるして

「その考えは100%真実だ」

と思ってしまいますからね!

 

もちろん瞑想も有効です。

私が開催している瞑想会でもお伝えしたんですが

瞑想中も思考を止める必要はありません。

というか完全に思考を止めるのは無理です。

ただ流れている思考に関わることをやめて、

まるでラジオが流れているように

流れるままにしておくことがポイントです。

 

思考と距離を取れるようになってくると

体の感覚が緩んで

自ずと直感や心からのワクワクなどが

湧いてきやすくなります。

それがハートの感覚です。

 

「思考と距離をとる」というのは

初めて聞く方には

不思議な感じがするかもしれませんが

すごくエネルギーが緩んできますよ♩

 

ぜひやってみてくださいね!

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