心の安全基地はありますか?

一昨日の地震は怖かったですね・・・

あの揺れを経験すると、心臓がバクバクして一気にサバイバルモードに入ります。

 

流石にすぐには眠れなかったので、ローランドさんの「君か、君以外か。」を読んでから寝ました。

彼の「俺か、俺以外か。」もこの冬、停滞している時期に読んで、元気をもらえたんですよね。

特にローランドさんファンというわけでもなかったんですが、良いらしいという評判も聞いていたので

Kindle Unlimitedで見つけて読み始めたら、想像以上によくって!

 

何がそんなに良かったかと言うと、

あれくらい自分に自信があって、ビッグマウスと言われても新しいことにチャレンジし続けて、

ホスト界でナンバーワンになるだけではなく、テレビや実業家としても成功している彼の裏側には

とっても健全な土台があったことがよーく分かったからです。

 

どうしても心理目線で読んでしまうのは、職業柄ですが・・・。

ローランドさんは幸せな家庭の中で愛されて育ち、

高校時代は本気でプロを目指して遊びもせずサッカーに打ち込み、

その仲間や先生との絆は今でも続いているそうで、

破天荒どころか、清々しいくらい「健康」なんです。

 

その土台の絶対的な安定感があるからこそ、

彼のメッセージには自分に対する健全な愛だけじゃなくて、

周りの人すべてに対する健全な愛があるんです。

「俺ってすごいでしょ」と言う文章ではまったくなくって

ユーモアもあってクスッと笑える感じも好きでした。

 

そして何よりすごいのが、この2冊の本の印税はすべて

全額寄付されているんです

 

彼はただの「成功者」じゃなくて「幸せな成功者」

なんだと思います。

 

今回のブログではただローランドさんを絶賛したかった訳ではなくて(笑)、

土台の大事さハンパないと言うことをお伝えしたかったんです。

 

自分の土台に安心、安全感や、愛されている感覚が築かれていると、

自尊心も育まれ、怖がらずにチャレンジできるようになります。

もちろんどんなに土台が安定していてもコンフォートゾーンを出るのは

恐れが出ることもあると思いますが、

土台が不安定な人の恐れとはまったく違います。

 

心理学用語で「安全基地」と言ったりしますが、

分かりやすく言うと「子供は安心して戻れる環境(親・養育者)があることによって、

外の世界を探索できるようになる」という概念です。

場所といっても目に見える場所のことではなくて、

信頼している「心の拠り所」

探索をした結果、傷つくことがあったり、怖いと感じることがあっても、

安全基地に戻れば、ちゃんと受け入れられ、保護されると知っている。

その行動の繰り返しで、好奇心が育まれ、自律心も発達していきます。

 

この存在があるかないかは大きいと思いませんか?

これは子供だけに当てはまることではなくて、大人の私たちにも当てはまります。

 

それであれば健全な土台が築ける環境で育たなかった人たちは

もうどうするこも出来ないのか・・・

ということを言いたいのではありません!

 

大人の私たちは、自分でこの土台を築き直していくことが出来ると私は思っています。

土台を築き直す方法はいろいろあると思いますが、最近の私にはポリヴェーガル理論という

自律神経系調整の概念がとっても役立っています。

今週末にセミナーもしますが、またブログでも書きますね。

 

究極的には、どういう境遇を選んで生まれてきたのかは、

私たちは魂レベルでは決めてきていると思うんです。

だからローランドさんにはローランドさんの

私には私の

あなたにはあなたの

魂が望んでいること、お役目が存在していると思います。

 

まったく違う設定で生まれてきているからこそ

万人に当てはまる成功法則も

万人に響くメッセージもありません。

 

だからこそ今の自分を優しく受け止めて

本当は得たかった「安心感の土台」を築き直してあげる。

そこから外の世界を探索していけば、

もっと優しくて明るい世界が広がっているかもしれません。

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