自分の解釈で世界を見ている私たち

ドイツのタイムウェーバー本社のウェビナーから

「宇宙の9つの法則」についてブログを書いてきました。

まだ読まれていない方は前編後編があるので

よかったら読んでみてくださいね!

 

この法則を知った上で、

世の中には「二つの種類の真実」があり

私たちはそれを自覚しなければならないとう話が

大事なテーマとして続きました。

私の専門分野である心の仕組みとも関連するところなので

補足しながら説明していきます。

 

え・・?真実ってひとつじゃないの!?

 

と思いますよね。

 

一つ目の真実はこの9つの法則のような「絶対的な真実」

これは宇宙のシステムなので変わることはありません。

 

二つ目の真実は「相対的な真実」

「相対的」というのは

「他との関係において成り立っている」という意味です。

 

「平和のために戦争が必要」というのは、

一部の人たちにとっては「真実」かもしれませんが

絶対的な「真実」ではないですよね。

 

私たちは「絶対的な真実」と「相対的な真実」を

自分で認識して、区別する必要があります。

 

なぜなら私たちは自分が

「制限的なものの見方をしている」

ということを自覚しないことには

お互いにわかり合うことは

できないからです。

みんなが「自分たちの主張が真実である」

という見方しかできなければ

日々のストレスも大きな紛争もなくなりません。

 

世界を解釈しているフィルター

ではなぜ人は「事実」に対して

それぞれ違う見方をするのでしょうか?

 

それは私たちが外の世界や人を見ているとき、

「セルフイメージ」「価値観」「思い込み(信念)」

というフィルターを通して

ものごとを解釈しているからです。

 

自分という映写機を通して

スクリーンに写っているものを

「事実・現実」と解釈しているということですね。

それを「投影」といいます。

 

 

例えば「私は無力だ」と思っている人と

「私は影響を与えられる人間だ」

というセルフイメージを持っている人では

戦争や政治など同じニュースを見ても

まったく違う感想を持つでしょう。

 

 

私たちの解釈に影響を与える他の例として

「歴史観」もあります。

戦争を例にするとわかりやすいですが

「自分がどの国のどの立場にいるか」

でまったく見方が変わってきますよね。

 

「歴史観」だけではなく

個人の意識を超えた集団の意識のエネルギー、

「集合意識」の影響というのは

とても大きいのです。

 

「集合意識」というのは

例えば「日本人」として共有している意識、

「女性」として共有している意識のことですが、

私たちに多くの影響を与えています。

 

「セルフイメージ」「価値観」「思い込み」「集合意識」

とういのは顕在意識で気づいているものもありますが

ほとんどは潜在意識に埋もれているものなので

私たちはまったく気づかずに

自分の「フィルター」を通して

すべての物事を見て、解釈しています。

 

私たちができること

私は心の「投影」のことを知ったあと、

何年もセルフワークやセラピーを受けて

自分と向き合っていた時期がありました。

フィルターに気づくことで

現実の見え方や実際の人間関係も

どんどん変化していき、

とっても生きやすくなりました。

 

でもある日、思ったんです。

自分の解釈で世界を見ているからこそ

「好き嫌い」がわかったり、

誰かと仲良くなったり

心が震えるような感動をすることもあると。

 

ですからフィルターを全部なくすことを

目指さないでくださいね。

 

それでも自分を苦しめている思い込みや、

制限がたくさんあるのも事実なので

それらは緩めていった方が

人生はうんと楽しく生きやすくなりますし、

自由な生き方の選択肢が広がります^^

 

また大きな話になりますが

一人ひとりが

「自分が解釈している現実は絶対的なものではなく、

なんらかのフィルターを通して見ている」

と自覚するだけで視点が広がり、

世界は一歩平和に近づくと思いませんか?

 

「投影を理解する」

のは何よりも大事なベースだと思っているので

また発信していきたいと思います。

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