アニータ自身がステージ4の癌からの生還者だったこともあり、リトリートでは病気の治癒に関する話を早く聞きたいと思っている参加者がたくさんいました。
それでもアニータは、「治癒(ヒーリング)」に関する話をすぐにはしませんでした。
それについてアニータはこう言いました。
治癒(ヒーリング)にフォーカスすることで、病気にフォーカスし続けることになり、エネルギーが縮小します。
このリトリートの一週間は、楽しんでエネルギーを拡大して欲しかったので、あえてヒーリングの話を先延ばしにしました。
病気の診断がくだされると、私たちはまず恐れを感じ、エネルギーが激減します。
治癒するにはエネルギーを拡大させる必要があるのに、今の医療的なパラダイムではそれが逆さまになっているのです。
アニータが6ヶ月間インドでアーユルヴェーダの治療をしていた時、そこの施設では誰も一度も「Cancer(癌)」という言葉を使いませんでした。
(アニータはこの時もCワードと言いました。それくらいこの病名自身が私たちの恐れを呼び起こすのです。)
「癌」に対する恐れは、その病気そのものよりも大きい病なのです。
このCワードがあなたのエネルギーを縮小させます。
私たちの身の回りにどれくらい癌にまつわる広告(保険、情報、データ)があるでしょう?
もしそれらの広告が健康(ウェルネス)、幸福、喜びにフォーカスしていたら、私たちはもっとエネルギーを拡大できるはずです!
この病気を宣告された時は、緊急の事故などとは違って、自分がどんなステップをとりたいのか考える時間があります。
すぐに治療法の選択を迫られることも多いと思いますが、切迫感もエネルギーを縮小させます。
治療法を決める前に、できればこのようなステップをとってください。
- 自分が元気になったら何をしたいか、どう生きたいかを思い描いて、エネルギーをアップする
- 自分に力を与えてくれる治療法を選ぶ
- 恐れを感じさせない医者を選ぶ
- 自分が選んだ治療法をサポートしてくれる人たちに囲まれる
医者は病気の道筋を測定しますが、あなたは健康(ウェルネス)への軌道を思い描いてください。