先日の土曜日は10月に開講した
「自分と宇宙への信頼を育む5ヶ月コース」
の最後のセミナーをしました。
コースの開催前に
「こういった内容にしよう」
という概要は頭にありましたが、
実際にスタートしてみて、
みなさんの様子を見て内容を
ブラッシュアップしていきました。
その結果、最終回に、
一番私が伝えたい内容を盛り込みました!
それは「自分と宇宙への信頼を育む」には
「本当の自分」という言葉を、
二つの意味で理解する必要があること。
この言葉の意味は、
ホームページのタイトルで使っているくらい
私も好きな言葉ですが、
混乱も生む言葉だと思っていました。
それは2つの文脈で使われているから。
ひとつは、
「本来の魂の性質としての私」
つまり、
「育った環境や社会的な刷り込み、
過去の影響などから解放された、
純粋な存在としての私」
という意味。
Be yourself、Be myselfという言葉は
「ありのままの本来の自分で在る」
という意味で使われますよね。
そして、もう一つ別の意味で、
「本当の自分」
と使うことがあります。
実は、こちらもとても重要です。
それは
「すべてと一なるものである意識」
としての、わたしという意味。
個としての自分を超えて、
源(大いなる意識、神、宇宙)の
エネルギーの現れとしての私。
「私たちは三次元にいる
ただの物質的な存在ではない」
という文脈での、本当の自分。
この意味での「本当の自分」という言葉は、
ヨガや非二元、悟り、
真理を説明する時に、使われます。
この意味での「本当の自分」
の理解がないと、
長くて100年余りの時間を与えられた
肉体的な存在としての私は、
3次元の世界でいかに
「より良い人生を送るか」
という観点しか持てません。
この「より良い人生」というのも、
自我の目で思い描いた、
3次元的な「より良い人生」
だったりします。
その視点だけだと、
人より優れていること、
より多くの人から認められること、
長生きをすること、
より多く資源(お金)を手に入れること、
そのためにπの奪い合いをすること・・・
という優劣、競争が大事という、
二元的な考えになります。
二元的なものの見方をしている限り、
「本当の安心感」
など持てるはずがありません。
とはいえ、
「私たちの本質は肉体ではない」
と言われても、
頭で理解できるものではありません。
セミナーでは本質のエネルギーに
触れるワークもしました。
一人のコース生は
初めての意識状態を感じて下さったり、
普段瞑想に慣れていないコース生の方も、
自分が本質のエネルギーに触れていた
瞬間を思い出したりしていました。
その本質のエネルギーの方が、
本当の私。
もっというと、
それはもう「私」という
ラベルがない意識。
二つの意味での「本当の私」を探究して、
それを生きること、
これが現時点で私が思う、
幸せな生き方です。
この思いに至るまでには、
私も葛藤がたくさんありました。
そのことはまた次回!