あらゆる自分と仲良くなる

心のことを学び始めて10年以上になりますが

最近また大好きなアプローチに出会いました。

 

「心のことを学ぶ」と書きましたが

心理学を知識として学ぶということではなくて

 

 

自分の心とどう向き合うか

目に見えない精神・感情をどのように扱い

自己理解を深め

自分を愛して仲良くなれるか

 

 

が大切だと思っています。

知識だけで理解したつもりになっても

体感としての「幸せ」はなかなか得られません。

 

最近でこそ「メンタルヘルス」

という言葉も浸透してきて

最適な心との付き合い方や

感情ケアが大事である

という理解が進んできましたが

教育などには取り入れられていないので

「自分との最適な向き合い方、

付き合い方がわからない」

という人がまだまだ圧倒的に多いと感じます。

 

話を戻すと、

私が最近学び始めた

大好きなアプローチというのは

「内的家族システム療法(IFS)」

というものです。

 

数年前に知り、

個人セッションも10回ほど受けました。

 

私はカウンセリングの師匠から言われた

「セラピストは自分を癒したところまでしか

クライアントを連れていけない」

という言葉が好きで

すごく腑に落ちているのですが、

自分もいまだにカウンセリングや

セラピーのセッションを受けたり、

学びにも投資し続けています。

 

それくらい「こころ」オタクであり

「癒し」オタクなんですが(笑)

心は色々な角度から見つめれば見つめるほど

囚われが少なく

本来の自分らしさが

現れてくる感覚があります(*˘︶˘*)

 

 

IFSでは、私たちは多数の副人格(パーツ)

で構成されている集合体であると捉えています。

 

多数のパーツで構成されているといっても

多重人格なわけではありません。

これらのパーツは私たちが成長する過程で

傷ついた自分を守るために

様々な防衛的な役割を果たしてくれます。

 

また私たちは皆、パーツとは異なる

Self(セルフ)という存在があるというのも

IFSの考え方にあります。

セルフの概念を説明するのは少し難しいのですが

大いなる自己といわれたり

私は源と繋がっている「意識」だと

思っています。

 

IFSではセラピストがクライアントさんを癒すというより

クライアントさんのセルフが

痛みを抱えているパーツや

防衛的になっているパーツの声を聞き、

パーツとの関係性を育んでいくことによって

内側に調和の取れた家族のようなシステムを築く

「セルフ・リーダーシップ」

を育むという目的があります。

 

パーツの例を挙げると

  • 自分が成長できるように監視して、できていない時に責めるパーツ
  • 人と打ち解けられるように社交的に話そうとするパーツ
  • 何かを感じることから逃げたくて、暴飲暴食するパーツ

などなどです。

暴飲暴食するパーツなど、

一見「消えてほしい」と思うようなパーツも

自分が一番感じたくない感情(恥、屈辱など)を

感じないために

守ってくれている大事なパーツだったりします。

 

今年の3月にちょうどIFSに関する翻訳本として

「悪い私」はいない

という本が発売されましたが

まさにどのパーツも追い出すべきものではなく

自分を守ろうとしてくれている

大事なパーツなんです。

 

私も学びを始めて

改めて自分の色々なパーツと向き合ったり

セルフのエネルギーを感じる時間を

意識的にとっていますが

ますます自分と仲良くなれていると感じます。

 

「自分を愛する」という言葉を

よく聞くようになりましたが

「素敵な自分像」は愛せるけれども

「理想の自分とかけ離れた自分」

は愛せないということはないですか?

それは本当の愛ではないですよね。

 

結局のところ

肉体が滅びるまで

付き合っていくのは自分だけ。

 

そんな自分のあらゆるパーツを

理解しようとすること、

良い関係性を育もうとすることは

何より自分を愛することだなと

感じています。

 

私もいつかIFSのセッションも

提供したいと思っています。

 

自分のいろんなパーツを受け入れながら

セルフという傷ついていない、防衛もしていない

源と繋がった自己が誰にでもいることを感じて

生きていくことができたら、

 

自分が生きやすく幸せになるだけではなく

世界もより暖かな平和な場所に

変わっていくだろうと思います♩

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