「私らしさ」という言葉も使い古されてきて
私のブログのタイトルでも使っている「Be yourself」や
「本当の自分」というワードもよく耳にするようになってきました。
もともと自分を強く持っている方もいると思いますが、
「自分らしさが分からない」という人や、
個性を求められる時代に苦しさを感じている人もいるかもしれません。
私も以前は「私ってなんて普通で、特別な才能があるわけでもないつまらない人間なんだろう」
というセルフイメージにとてもコンプレックスを感じていました。
今は「自分らしさ」という概念が気にならないほど、私は私でユニークな存在だと思っています。
なぜそういう心境になったのかを振り返ると、
「自分らしさ」を追求してきたからではなく、
「自分だと思わされていたもの」を手放していったら
自然に「私らしさ」が表れてきた
という表現が一番しっくりきます。
私は非二元のティーチャーや、一瞥体験(悟りの境地を垣間見る体験)をした方に
お会いしたり、発信を見たりすることがありますが、
皆さんとっても個性が前面に出ていらっしゃいます。
「悟りの境地」「ワンネス体験」をした人たちと聞くと、
達観して自分がなくなった神様のような人で、
「個性」とは真逆のイメージを持っていましたが、
実際にはむしろ悟り体験をした人たちの方が「個性的」と感じていました。
それが先日、非二元の発信をしている阿部敏郎さんが
「あなたが消えた時、あなたはもっとあなたになっている」
とおっしゃっているのを聞いて、
「やっぱりそうだよね」と納得できました。
何が言いたいかというと
「私らしさ」は探す必要はないんです。
むしろ生まれてきてから様々な情報にさられ、教育を受けてきた結果、
常に「私以外のもの」で構成された思考の渦に巻き込まれている私たちは、
その思考やエネルギーの蓄積を取り除いてあげることによって、
「私らしさ」は勝手に表れてきます。
もしかつての私と同じように「自分らしさが分からない」と感じたり、
自分には個性がないように思えて悩んでいる方がいたら、
一度「自分らしさ」探しから手を引いてみませんか?
この地球上に、今までも、そしてこれからも、
「あなた」という存在は「あなた」たった一人です。
みんなもれなく「あなたらしさ」は生まれつき備わっています。
それってすごいことですよね。
「自分を手放す」とは結局、自分に貼られているあらゆるレッテル(性別、職業、役割、名前など)
を剥がしていくこと。
他人や社会の期待に応えようとする自分を手放していくこと。
そうすることであなたらしさは勝手に花開いていきます^^