なぜ瞑想が必要なのか?(1)

今日は改めて「瞑想」について書いてみようと思います。

私は瞑想の先生ではないので、瞑想を実践している私の見解だと思ってお読みください。

 

私が初めて本格的に瞑想に触れたのは

2013年に全米ヨガアライアンスRYT200の資格を取るスクールに入った時でした。

スクールのレッスンでも瞑想の時間がありましたが

その頃は「これでちゃんとできてるのかな?」と不安もありつつ

「瞑想するってなんかかっこいい」という不純な思いがありました(笑)。

ヨガでは呼吸法もやりますが、

呼吸法の方がダイレクトにすっきりするとか

エネルギーが活性化するとか

効果を感じやすかった気がします。

 

その後はヨガのレッスンで瞑想をしたり、

その頃から話題だったマインドフルネス瞑想を時々していましたが

毎日の習慣とまではなっていませんでした。

 

私の生活に完全に瞑想が組み込まれたのは

2021年に惣領智子さんが開催している

NIKE瞑想という瞑想に出合ってからです。

NIKE瞑想は誘導もなく、とてもシンプルで

心でマントラを数回唱えたら

あとは30分間静かに座って瞑想します。

30分間ただ座っているだけなんて

瞑想したことがない方にはハードルが高く感じるかもしれませんが

マントラの波動に委ねるだけで、とてもやりやすくなります。

これは体験してみないと分からないかもしれません。

 

確かにマントラは助けになりますが、

この瞑想の方法はマントラがなくてもできます。

30分間座って何をしているのかというと

どんどん湧いてくる思考や感情を、ただ気づくがままにしているのです。

 

思考や感情に飲み込まれそうになっても

それに気づいてまた「ただ思考と感情を眺める」

状態に戻ります。

 

瞑想が続かない人が多いのは

「思考や感情に飲み込まれてしまって瞑想に失敗した」

と感じてるからではないでしょうか?

 

私が瞑想を続けられるようになったのは、

NIKE瞑想で智子さんが「瞑想に失敗はありません」

と何度も伝えてくださったからです。

瞑想は「する」ものではなく「起こるもの」だとも。

 

智子さんの師匠でもあるボブ・フィックスさんが

興味深い話をしていました。

 

ある実験で

「今日は深い瞑想ができた」と感じた人の脳波と

「思考まみれで全然いい瞑想ができなかった」

と感じた人の脳波を計測したら

どちらも変わらず、ちゃんと瞑想状態の脳波になっていたそうです。

 

「深い瞑想ができた」とか「瞑想でスピリチュアルな体験をした」

というのはエゴが喜ぶ体験をしたというだけで

どんな瞑想だったとしてもその時に必要な体験をしています。

もちろん素敵な体験をしたのであれば

それはギフトとして受け取ればいいと思います。

瞑想に失敗はないと思うと、続けられそうな気がしませんか?

 

智子さんは「瞑想はお掃除」ともよく言いますが、

お掃除だとしたら、

ごちゃごちゃした思考がたくさん湧き上がってきたら

それだけお掃除が必要だということ。

 

ちなみに、思考は止まりません!

厳密に言うと、意識して数秒間止めることはできます。

でも何十分も思考を止めることは

よっぽど訓練したヨギーや瞑想家しか

無理なんじゃないでしょうか?

いや人間である限りおそらく不可能だと思います。

だから思考が湧かない瞑想を目指す必要はありません。

 

かといって思考や感情に飲み込まれるままで良い

というのも少し違う気がします。

 

瞑想は例えて言うならば

流れていく雲(思考や感情)に焦点を合わせるのではなく

果てなく広がっている空に意識を合わせるようなものです。

 

形を変えて過ぎ去っていく荒れた海の波に飲み込まれるのではなく

変わらずある海の底に意識を合わせるようなものです。

 

なんとなくイメージが湧くでしょうか?

 

瞑想のことはまだ書きたいことがあるので

次回に続きます^^

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