IFSのセッションを続けて受けてくださったクライアントさんから、素敵なご感想をいただきました。
クライアントAさんのご感想には、 IFSとはどんなセラピーなのか、「心のシステム」がどう変化していくのか、 その本質がとても自然に、あたたかい言葉で表現されています。
IFSは“心のシステム”が調和へ向かうセラピー
IFSは、ただパーツと対話するだけのセラピーではありません。
私たちの心には、いくつものパーツが存在し、それぞれが役割や思いを持ちながら、全体としてバランスを保とうとする「ひとつのシステム」として働いています。
システムとして働いているからこそ、ひとつのパーツに小さな変化が起きると、その影響は静かに全体へ広がり、心全体のバランスも少しずつ変化していきます。
ただし、それは「きれいに広がる変化」だけではありません。
長年その役割を担ってきたパーツがゆるもうとすると、別のパーツが「それでは危ない」と反応して前に出てくることもあります。
これは、システムとして当然の“安全を守る動き”です。
IFSが大切にしているのは、こうした心の自然な働きを尊重しながら、
「システムとしての私」が、より無理なく、本来のバランスへ戻っていくこと。
どこか一つを直したり排除するのではなく、パーツ同士の関係性がゆっくりほぐれ、セルフの穏やかなエネルギーが中心に戻ってくることで、全体は少しずつ調和へ向かいます。
単に一つひとつのパーツを癒すだけでなく、
部分と全体が影響し合う心の仕組みそのものを整えていくことが、IFSの核心でもあります。
今回いただいたご感想は、そのプロセスがAさんご自身の言葉で自然に、あたたかく綴られています。
IFSの世界観を知るうえで、とても優しい道しるべになると思うので、そのままご紹介させていただきますね。
クライアントAさん(50代)ご感想
より深く、自分の新しい部分(パーツ)と出会えることを期待していました。
複数回のIFSセッションを通して、人生の流れの中での「今の自分自身(のシステム)」を理解し、
そのシステムに暖かく寄り添いながら変化していくプロセスを体験しています。
いきいきとしたシステム、そしてパーツたちとの時間は、いつも楽しく、豊かな変容の体験です。
セッションを重ねるほど、より自分らしい、調和したシステムに近づいていく感覚があります。
たとえるなら、「私という会社に、いろいろな個性を持った社員(パーツたち)がいて、それぞれが思いを持って一生懸命働いてくれている」という感じです。
IFSを通じて、その“社員たち”が働きすぎることなく、風通しよく、会社の理念を実現していける状態に整っていく、そんな印象があります。
《セッション後に感じた変化》
- より無理のない「自分らしい自分」に近づいていく感覚
- 自分自身でいることを許せる感覚
- 身体がより実感を伴って“ここにいる”と感じられる感覚
葛藤がある方はもちろん、自己理解を深めたい方、自己探求したい方にも、ぜひお勧めしたいです。
心のシステムが整うと、人生も変わり始める
もしあなたが今、「自分の内側で何が起きているのか知りたい」「頑張ることに少し疲れてしまった」と感じているのなら、IFSはきっと力になります。
もし一人では見えにくい部分があったり、安心できる伴走者が欲しいと感じたら、IFSセッションという形でサポートすることもできますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
