IFS(Internal Family Systems) 内的家族システム療法は、アメリカの家族療法士 リチャード・シュワルツ博士 によって開発された心理療法です。
シュワルツ博士は、家族療法の現場でクライアントと関わる中で、
「心の中にもまるで“家族”のように、それぞれの役割を持ったパーツが存在している」ことに気づきました。
たとえば、あるパーツは傷ついたままの子ども時代の声を抱えていて、
あるパーツはその痛みを隠そうと必死にがんばってます。
そうした臨床の経験から生まれたIFSは、人の心は多数の副人格(パーツ)の集合体であるという考えを提唱しています。
IFSは、こうした「心の中の家族(パーツ)」と対話し、理解し、癒していくことで、
私たち誰もに備わっているセルフ(大いなる自己)とつながることを大切にしています。
セルフ(Self)とは、すべての人に生まれながらにある、パーツとは異なるものです。
自我のない在り方で、穏やかさ、好奇心、思いやり、創造性に満ちた、本来の私たちのエッセンス。
セルフとパーツがつながりを取り戻すとき、
- 過去のトラウマや痛みが癒される
- 自分自身と親密で、愛ある関係を築ける
- 失っていた自分本来の資質が取り戻される
といった変化が自然に起こりはじめます。
IFSはトラウマの治療としても高い効果を持っていますが、
それ以上に「本来の自分らしさを取り戻し、より自由に、より自分らしく生きる」ためのセラピーです。